地元の有望ジュニア2人が、シニアに交じって大会に参加した。吉津谷彩香さん(ルネサンス高2年)と、石川巧くん(鹿沼東中3年)で、プロのプレーを間近に見て今後の糧になった。
第1組で奥田靖己、秋葉真一と回った吉津谷さんは「プロのトーナメントに出るのは初めてなので、緊張して1番から震えていました」という。それでも、両プロが「優しく話してくれるうちにほぐれた」という。後半はアンダーパー34で回るなど73をマークして、2人からお褒めの言葉をもらった。今年3月から尾崎将司の門をたたき、飛距離が10ヤードほどアップしたといい、奥田に「どうやっているの?」と逆質問も。「プロはセカンドでピンを狙っていくし、パターがうまかったです。私はショートパットもロングパットも弱気なところがあるんで、プロのように強気でやりたい。これからに生かしたいです」と話した。
第2組で鷲尾茂彦、呂文徳と回った石川くんは「緊張はしなかった」というが、2番でティーショットを左にOBとし、グリーンを狙うショットでは「番手を間違えて」とグリーン奥にOBと、このホール9をたたいた。がっくりしていたが、途中でいいショットが出るとプロからほめてもらって、その後は本来の力を発揮できたといい、3バーディーを奪うなど82だった。「プロはショットが安定しているし、アプローチがうまかった。ショートゲームを練習して少ない打数で上がれるようにしたい」と課題を見つけた。今年の目標は「地区予選を通って、全国中学選手権と日本ジュニアに出場したい」と話していた。