「3日間、暑い中回りきりましたよ」と、汗を拭きながらアテスト会場から出てきたのが、鉄人シニア・室田淳(62)。最終ラウンドは3バーディー・1ボギーの70をマークし、通算4アンダーでホールアウト。日本人選手では最上位の7位タイでフィニッシュした。
今日の調子については「まあ、パープレー以上で回れたからね、いいんじゃない。でも今日は同組でプレーした台湾のジュニアの選手と一緒でいいものを見た。良く飛ぶし、素晴らしい!」と、室田は少しお茶を濁すが、「今シーズンはね、トーナメントはパープレーで回ろうと思ってやってる。トレーニングの成果はまだでないよ。だけど、体が良くなったら、もう1回レギュラーも出たい。だから(成果がでるまで)ちょっと待ってて」と、今年もこれからが鉄人のシーズンになりそうな予感を伺わせた。
来週火曜には、全米プロシニア出場に向けて渡米する。「旅行だよ、旅行。我々にとっては(笑)。でも日本ツアーで出させてくれる間は頑張ろうと思ってやっているし、出場するからには、ね」と、笑顔を見せる。相性のいい世界のメジャー大会で、62歳、鉄人・室田の活躍を期待したい。