「とっても暑かった。ショット全体の調子が良かったです」。いつもはさほど、スタート前の練習はさほどしないが、今朝は練習場に向かい、イメージを作ってから、スタートしたのが功を奏したようだ。プラヤド・マークセン(52)の、日本シニアツアー今季初戦初日は、6バーディー・1ボギーの67をマークし5アンダーで2位発進となった。
「パッティングは、1メートルが入ったり、ミスもあったり。だから、出来としては50%・50%。だけど、カートも使わずに、ずっと歩いていたし、自分のペースでプレーできたのが大きかったかな」と振り返る。本大会は、乗用カートの乗用を認めている。しかしマークセンは、歩きながらゴルフのマネジメントを考え、冷静さを取り戻そうとしていたのだった。
マークセンは、今年も世界各地でトーナメントに参加し続けている。日本レギュラーツアー、シニアツアー、タイツアー、アジアンツアー、そしてヨーロピアンシニアツアーと、5つのツアーを転戦し、一年間で40試合以上も戦っている。そんなマークセンにとっての台湾は「攻略が難しいグリーンが苦手」とネガティブな印象を持っている国のひとつ。あと2日、きっちりと自分のペースを守って、マークセンは今季初勝利のチャンスをつかみたい。