室田淳(62)が6アンダー66で回って通算8アンダーとし、初日16位から2位に駆け上がった。4月19日時点で60歳を超える選手の対象としたグランドシニア賞の100万円も獲得し、キングオブシニアの笑みがこぼれた。
「14番の3パットが余分だったなあ」と、スコア提出所に入りところでつぶやいた。2アンダーからスタートし、前半で4つ伸ばした。10番でボギーにしたが11番でOKにつき、12番パー5は2オン。13番では「手前から10ヤードちょっと。今年一番長いのが入った」とロングパットを沈める3連続バーディーで8アンダーに。その時点では首位に1打差に迫った。そして14番。手前のカラーから打ちすぎて2メートルオーバーし、返しを外してボギーにした。ここで勢いが止まり、マイヤーをとらえられなかった。「16番でスコアを見たけど、上(マイヤー)はこの天気じゃ落ちてこないと思った。まあ4月にしては(2位は)いいんじゃないの」と、笑った。
早くも全開?「まだまだ。ショット打つ前にドキドキしているからね。ドキドキしなくなったら全開だ」。
今年も「シニアの鉄人」が健在ぶりを示した。