金鍾徳(56)が後半スルスルと上がって、通算8アンダーとし、2位に飛び込んだ。表情が非常に明るい。「体OKだと、仕事(ゴルフ)OKね。シニアはみんなそう。テクニックはあるから体だけ。今年は体の調子がいい」とニコニコ顔だ。
前日3アンダーの8位だったが、パッティングがよくなかった。「去年コマツで勝った時のスタイルにしたね。そうしたら入った」という。2つ伸ばして折り返し、10番で4メートル、11番で7メートル、12番パー5では第2打でグリーンエッジまで運んでアプローチを1メートルにつけ、3連続バーディーを決めた。15番では第3打をOKにつけ、通算9アンダーまで伸ばした。その時点で首位とは1打差に。最終18番では「第2打でグリーンオーバーしてノーチャンス。弱いのはだめと思って6番アイアンを持ったけど7番でよかった」と、ボギーでの上がりを振り返った。
2月にベトナムで行われた韓国シニアツアーの開幕戦で優勝。「去年より飛距離が出ている」という。今年も日本勢の強敵になりそうだ。