NEWS
シニアツアー

【ノジマチャンピオン杯・1R】シニアデビューを飾った小達「ナイスカムバック!」

2018年04月19日

 小達敏昭(50)がシニアデビューを「ナイスカムバック」で1アンダー25位というスタートを切った。この日はワンウエーの最終組で尾崎直道、川岸良兼とのシニア初ラウンド。「幸せでした。飛ばすプレーヤーと回るのも久しぶり。もう、ずっと2人を見ていました。どうやって打つのか、どうやって攻めるのかって」と新人らしい初々しさも。それでも日和ではシニア屈指の川岸が「もうオレはだめ」というほど、飛ばし屋で鳴らした小達の飛距離は健在。「飛距離では自分の方が出ていたと思います」と振り返った。

 35歳でレギュラーツアーにいったん区切りをつけて、東京・銀座に練習場を構えた。「飛距離が売りだったんで」と、自らドライビングコンテストに出場するなどしてきた。その間に「あまり歩かなくなって」と、レギュラー時代72キロの体重は一時100キロを超えた。シニア入りに備えて92キロに減量。体の切れを取り戻そうとしている。

 2オーバーで折り返した後半に入って、勘が少し戻ってきた様子で、11番(435ヤード)で残り120ヤードを3メートルに、12番パー5(486ヤード)では残り180ヤードの第2打を8番アイアンで打って7メートルに2オンするなど、飛距離を生かした。13番では7メートルのパットを沈める3連続バーディーをみせ、自ら「ナイスカムバック」とつぶやいた。

 今の飛距離は「3番ウッドで280~300ヤード、ドライバーで300~320ヤード。300ヤードは楽に行っていると思います」という。シニアでの目標は「もちろん優勝したいですけど、見に来てくれた人に、50歳を過ぎても飛距離という夢を与えられるようにしたい」といい「50歳まで生きてきてよかった」と笑っていた。