寺西明(52)が、師匠のアドバイスで5アンダーをマークし、首位に1打差3位につけた。「昨日、師匠の高橋(勝成)さんに見てもらって、それまでバラバラだったのがまとまってくれました」と、振り返った。
昨年11月のツアー最終戦いわさき白露シニアで初優勝後、オフの間は本業の製造業の会社で忙しかった。今年に入って、グアムやタイで高橋勝成らと合宿をしてきたが「練習量は足りなかった」という。ようやく今大会前日になってプレーが固まった。
8、12番のパー5では持ち前の飛距離を生かして2オンのバーディー。17番ではOKにつけ、18番は「左奥の7メートルぐらいがうまく入った」と連続バーディーで上がった。
昨年の初優勝で周囲の目も変わり「お祝いの声をかけてもらったり、ありがたいの一言。注目されているし、中途半端なことはできないと思っています」という。「アイアンがいいし、昨日からショットがびっくりするぐらい変わった。最終日は(初優勝時のように)楽しんで、前しか見ずにやっていきたい」と、2勝目を目指す。