溝口英二(53)が初優勝に向けて5アンダー67で首位に1打差3位につけた。「パターのタッチが『きょうは』よかった」と笑う。前日、雨と寒さの中でまったくタッチが合わなかったというが、この日は好天とあって溝口にとってはいい感覚になったようだ。
2,4番で3メートル前後を入れて感触をつかむと、ショットにも好影響。6番でボギーにした後、7番で30センチ、8番で1.5メートルとピンに絡んだ。後半も12番では手前のカラーから7メートルを入れるなど「よかったです。どうもありがとうございます」と嬉しそうだ。
昨年、シード権を落としたが、3月下旬の最終予選会で7位に入って今季の出場権をつかんだ。「オフの間、頭の中を整理していました。去年は考えすぎのところがあって、ゴルフに集中していなかった」という。開幕戦の金秀シニアでは5位。「予選会に合わせて調整してきたので、調子が続いているということなんでしょうね」といい、最終日に向け「最後の2ホールまで優勝争いに絡んでいければ」と話していた。