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シニアツアー

【ノジマチャンピオン杯・前日】「体次第かな」真板は謙虚に、控えめに連覇を思い描く

2018年04月18日

「今日は雨が降った影響で、まだこの速さだけど、大会が始まると、もっとグリーンが速くなるから」と、昨年覇者の真板潔(58)は言い、大会前日はずっと念入りに、パッティングの感覚を確かめていた。

昨年大会は、初日1アンダー20位からのスタートだったが、最終日には、5連続バーディーを含む65をマークし、井戸木鴻樹(56)とプレーオフを戦った。プレーオフ1ホール目で真板がバーディを奪い、第2回大会のチャンピオンに輝いたのだった。飛距離が出る選手が有利に働くコースではあるが、箱根の戦いには、むしろマネージメントとグリーンの緻密な攻略をすることが必要な要素だと、真板が一番知っている。

「去年は開幕戦だったし、いいスタートを切れてたけどね。そのあと、体が痛くなったりして、思うようなゴルフができないままシーズンを終えた感じ。だけど、このオフはいつもよりも練習ラウンドを少し増やしたりはしたかな」と、この一年を振り返った。先週のかねひでシニアでは、雨風の中のプレーが体にだいぶ応えたようで、結果にはつなげることが出来なかった(51位タイ)が、今週はイメージのいい大会で、流れを変えていきたいところだ。昨年のイメージを呼び戻そうと、真板は最後までパッティング練習を続けていた。「決して調子はいいとは言えないんだけど、明日から天気はいいみたいだしね。なんとか・・・戦ってきます。プロゴルファーは、なかなか厳しい職業だよ(笑)」と、言葉控え目の中にも、明日からの自分のゴルフに期待を膨らませていた。