第14回PGAティーチングプロシニア選手権大会の第1ラウンド。首位にたったのは、1アンダーで回った高崎龍雄(54・TP-A)。1打差のイーブンパー2位タイには、守屋克彦(53・B)と星清(55・TP-B)、鴨林猛徳(53・TP-B)が続いている。
高崎は5バーディ、4ボギーと出入りの激しいゴルフを展開し1アンダーでホールアウトした。「まずまずのプレーでしたが3パット2回しているので完璧とは言い切れないゴルフでしたね」と今日のラウンドを振り返った。「1メートルのパットが日本プロシニアから入らなくなり、ハンダ熱血枠決定戦から長尺パターに戻したんです。そしたら3アンダーで本戦出場を獲得できたんです。その後地元でのラウンドがあったんですが、グリーンの速さが丁度この大会と同じで違和感が無くパターが出来た」と長尺効果でパッティングのフィーリングが良くなってきていることを説明した。しかし不安な要素もあった。「一番使っていたドライバーのヘッドが2週間前に割れてしまったんです。今日は中古のドライバーヘッドを差し込んで使ってるんですが全然飛ばないんです。いつもセカンドショットオナーですからね」とドライバーの飛距離を失ったことを嘆いた。しかし「飛ばない分曲がらないんですよね」と前向きに捉えた結果が今日のスコアに繋がった様だ。
スコアメイクをするにはドライバー飛距離のアドバンテージは欠かせない。飛距離を取り戻したい一心からか、帰り際には「今からゴルフショップに行ってドライバーヘッドを探しにいきます」とコースを後にした。
2位タイスタートとなった星清(55・TP-B)は「ゴルフの調子はまあまあだけどいつものごとくアイアンが悪かった」と言いながらも初日をパープレーにまとめ2位スタートとなった。5番をチップインバーディとするも「風を読み違えました」と7番をボギーとしパープレーでターン、インコースでは11番で5メートルのバーディパットをねじ込み気分を良くしたものの、13番をダブルボギー。16番、17番を連続バーディと取り返すも最終ホールもボギーとしてしまう。「明日につなげたいね」と会場を後にした。
同じく2位タイスタートとなった鴨林猛徳(53・TP-B)は1番で3メートルのパーパットを入れると、2番、3番を共にピンそば2メートルにつけバーディとし、幸先のいいスタートをきった。しかし4番で3メートルのバーディパットを外すと5番はスプーンで打ったティショットが右へ、6番のティショットでは「右のクリークを避けたかった」と左に引っ掛けると連続ボギーとしてしまう「そこからショットがおかしくなったんです。その後は耐えて耐えて耐えてのゴルフでした。」と一日を振り返った。「最近はショットが付いてもバーディパットが入らないことが多かったんですが今日は渋いパットが入ってくれました。4アンダー、5アンダーが出ているのかなと思ったんですが意外と伸びてなかったんですね。明日はティショット次第です」と明日を見据えた。