今年のPGA資格認定プロテスト合格者による「
第20回 日本プロゴルフ新人選手権大会 房総カントリーカップ
」の第1ラウンド。5バーディーノーボギーの67をマークした半田匠佳(草津CC・23)が単独首位。4アンダー2位に上村竜太(南九州CC・18)、さらに1打差3アンダー3位には菅原和穂(フリー・25)がつけている。
日本大学出身の23歳、半田匠佳(はんだ・たくよし)。5バーディーノーボギーと、文句なしの第1ラウンドで終えた。「昨日の練習ラウンドで、パターはパンチしないことと、スイングはあまり考えすぎないようにと思っていて。そうしたら、今日はテンポ良く、淡々と回れました」と振り返った。4番パー3では3メートルにつけてバーディーを獲ると、7番パー4では1メートルにつけ2つ目のバーディー。後半では、11番、13番、18番と1メートル以内につける快心のショットを連発。「最終プロテストでは、最終日にやっとスコアを伸ばせて、滑り込みで合格ラインに入りましたから、新人戦では初日から好スタートを切りたかったんです」。ようやくホッと胸を撫で下ろした。
半田は初めてのプロテスト受験で合格。その後のファイナルQTでは121位で決勝ラウンドに進めなかったが、abemaTVツアーへの出場権は獲得。だけど、日本プロには出場したい。今日の流れで、夢だったトーナメント出場を叶えたい。そして、日大ゴルフ部出身、同期合格者の頑張りも、半田の励みになる。「みんな切磋琢磨できるいい仲間。明日の最終組では松村君とは同期対決になるかもしれませんが、このチャンスを生かして優勝を狙いたい」。
日本プロ出場権獲得という大きなチャンスが巡ってきた。「もっとアイアンの精度を上げられたら、夢に近づけるはず」。ホールアウト後も、半田は一心に練習を続けていた。