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<ISPSハンダ・ゴールド前日>元気いっぱい、健康第一!太田は最年長出場の80歳

2019年11月22日

 大会前日、クラブハウス入り口付近で、時折うなずきながら興味深そうにパラパラと大会プログラムをめくっていたのが、太田了介(80)。声をかけると「面白い内容なのでね、ちょっと読んでました」と、にっこりする。「私、視力がいいんですよ。両目の視力1.2あるんです。ありがたいことに、老眼でもありません。見えるんです。みなさんに驚かれます。これもゴルフのおかげかもしれませんね」。

 視力がいいだけでなく、体に悪いところもないという。「健康の秘訣ですか。そうですね・・・、1日3食。クラブを振ること。人と会うですかね。ありがたいことに、練習場でレッスンの仕事をさせていただいています。そういうことが、生きるモチベーションになっているんだと思っています」。

 現在、京都府宇治市にある笠取ゴルフセンターで、太田は週6日レッスン活動に励んでいる。土日はジュニアスクールを持ち、子供たちと一緒に過ごしているという。「子供たちとの時間が長いからね。元気をもらっているんです。子供たちの有り余るパワーを奪ってるのかもしれません(笑)。こうしてゴルフを通じて、子供たちを育てることが楽しいんです」。教え子の中には、レギュラーツアー選手の平塚哲二をはじめ、日本ジュニアゴルフ選手権を制覇したスターも育ってきた。

 「日頃教えていることの方が多いだけに、こうやって試合に出場できる機会があることが、ほんとうに有り難いことです。今回はレッスンを休ませていただいている分、いい報告を持ち帰りたいです」。今年5月に参加した日本プロゴルフゴールドシニア選手権では、76ストロークをマークし、エージシュートを達成している。この大会でも、太田の元気な姿といぶし銀の輝きを見せてもらいたい。

(※プレー写真は5月日本ゴールドシニア時)