溝口英二(54)が4番(実測161ヤード)でホールインワンを達成し、2アンダー68で首位に1打差の4位につけた。「見えなかったんですよ」と振り返るホールインワンは、8番アイアンでピン方向に行ったのまでは分かった。ピンの根元が見えないホールで「グリーンが固いので、どこまで近く寄ったから、オーバーしなかったかなと思った」という。見に行くと、ボールがなく「オーバーしたか」とグリーン奥を探したがない。「カップを確認したら入っていた」という。驚いたのでは?「いえ、あ、入ったんだぐらいで。試合で4,5回、プライベートを入れると13回目ぐらいなんです」。ホールインワン慣れしている?
1番で3メートルのバーディーを決め、この1打で一気に3アンダーへ。ただそこから「行ったり来たりでした」と、先にボギーが来て、バーディーで取り返す展開になり、結局2アンダーでホールアウトした。
「このコースはさすがですね。すぐにボギーが出る」と、名門コースのむずかしさを感じた。「まずティーショットの見た目で罠にはめられる。セカンドもどこに落としていいか考えないといけない。高麗グリーンには微妙に芝芽とアンジュレーションがある」と、3つの難関があるという。
「15番からはどうやっても難しい。そこまで粘ります」といい「高麗グリーンは(優勝した)富邦仰德シニア盃と、後援競技の関文グループ鴻巣シニアで2勝しているんで」と、自信ものぞかせた。