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シニアツアー

【エリートグリップシニア/前日】岡茂 洋雄はやれる範囲でやるだけ シニアでは楽しみたい

2019年11月14日

 現在賞金ランキング35位でシニアルーキーの岡茂洋雄(50)は「レギュラー時代とは違いう楽しい一年間だった。予選落ちが無いのでギスギスすることなくプレーできるし、練習環境も整っているし、コースセッティングも整っている」と振り返った。しかし今シーズンの結果を見るとセブンヒルズでは優勝争いの末プレーオフ持ち込んだものの惜しくも敗れ2位が最高位。「トップ10が一回ではなかなか厳しいですね。5回、6回と重ねる力がないと」シード権争いに留まるっている自分の力不足をいみじくも語った。

 レギュラー時代2000年には5位以内が2度あったものの約28万円届かずシード落ち。不運にも次の年に左手首の怪我を発症。それから怪我との闘いが始まる。その様な状態の中41歳で初のシード権を取得「これまでのゴルフ人生の中で一番良かった」という。その後シニア入りに向け「47歳から2年間はピークだった」と45歳を迎えるころから感じてきたショット感覚のズレを自らの力で修正し、トレーニングをしながら準備をしてきた。その結果予選会では6位でフル参戦の権利を得た。しかし「全くダメ。不甲斐ないゴルフでした。あの時から今シーズンのゴルフは予感できていた」と今シーズンのゴルフを自ら批評した。

 それでも「今はシニアで楽しみたいだけ。それが一番です。やれる範囲でやってダメだったら予選会に行けばいいと思っています。これが最後のシーズンになるかもしれないし。でも本心で言えば60歳まではゴルフやっていきたいですね」怪我と向き合いながらのゴルフを冷静に語った。

 今30名ほどの子供たちにレッスンをしており、自らの経験から怪我をしない様、練習とトレーニングはセットで行うよう指導をしているという。「私の様になってほしくないですからね」そんな子供たちへの最高のプレゼントはと聞くと「優勝の報告ができるのがベストですが最低シード権は確保したいですね」と笑顔で練習場に向かった。