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シニアツアー

【富士フイルム選手権/FR】鈴木は家族の力を信じて単独2位フィニッシュ

2019年11月09日

 鈴木亨(53)が「家族の力」で7バーディー、1ボギーの66をマークし、通算10アンダーに乗せて、日本勢として意地の2位に入った。

 キャディーには長男の貴之さん、そしてこの日朝に京子夫人が来て練習場でチェックした。「うちのかみさんもプロですので、僕が悪くなるとこうなるっていうのがあるんでしょう。打ち方ですけど、効いたな、あれは。今回は僕の緊急事態なんで。貴之はうちでは『こんなパパはだめだ。だらしない。行ってハッパをかけてやる』っていっていたみたいで、会社を休んできてもらったんです。あいつの時はいつも2位ばっかりなんですけどね(笑い)。家族の団結力が大事ですね」。

 1番パー5で2オンのバーディーでスタート。3番ボギーの4,5連続バーディーで「前半勝負」と言っていたのにはボギーが余計だったが、2つ伸ばして折り返した。インに入ると、10番で第3打のアプローチを40センチ、13番で1.5メートルとチャンスをものにした。17番で6メートルを入れて9アンダーとし、最終18番パー5。3メートルのバーディーパットは「これを入れたら二けた、単独2位って思いながら打ったので、緊張感のあるパットでしたね」と振り返った。

 次週「エリートグリップ シニアオープン」は昨年優勝した大会。「ちょっと勢いをつけられた感じ」と、連覇に光が見えてきた様子。「高麗グリーンは皆さんお悩みになるでしょうから、しっかり自分のゴルフをすれば、上の人の輪の中に入ってやれるんじゃないかなと思います」。家族の協力で、昨年終盤3勝したときの雰囲気が出て来た。