現在賞金ランキング2位のタワン・ウィラチャン(52=タイ)が、後半崩れながらも4アンダーで首位に1打差2位につけた。
1番で1メートルにつけるバーディー発進から、猛チャージをしたのは中盤。7番で2.5メートルを入れ、8番パー5で2.5メートルに2オンしてイーグル奪取。中盤では9、10番も取って一気に6アンダーまで伸ばした。
しかし、ここから苦労した。「風が強くなってきて、回っていたので読みにくかった」と、11番で右に外し、15番ではグリーンオーバー。16番では手前にショートと、風のジャッジが合わずボギーにして後退。18番でグリーン花道からの第3打を1メートルにピタリと止めるバーディーで締めたが「バック9はだめだった」と、ウィラチャンは残念がっていた。
賞金ランク1位であるタイの先輩、マークセンとは約1144万円差がついている。賞金王になるためには、マークセンが今季シニアが最終戦となるこの大会で、ウィラチャンが優勝しておく必要がある。「うーん、もし勝ったとしても(マークセンは)絶対にトップ5(5位賞金259万円)以内に入ってくるので難しいかもしれませんね」と、肩をすくめたのだった。