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シニアツアー

〔福岡シニアOP・1R〕首位と1打差2位タイで逆転を狙うマークセン

2019年10月26日

 ただいま、賞金ランキング1位。3年連続のシニア賞金王へ歩を進めているプラヤド・マークセンが8バーディー・2ボギー66、6アンダーでフィニッシュ。首位とは1打差の2位タイ「好位置」で最終日を迎える。

「ショットの調子は相変わらず良い。パットも悪くない。明日は最終組だし、楽しみだね」。マークセンが白い歯を一瞬、キラリと輝かせて見せた。

 前半でスコアを4つ伸ばし、後半の11番ホールでもバーディーを奪取して着実に順位を上げて行く。だが、13番パー4ホールの2打目で大ミスをしでかしてしまう。「ピンまで残り70ヤードだと思って打ったら、実際は90ヤードでした(苦笑)。距離のジャッジミスです」とマークセン。この日2つ目のボギーは17番パー4ホール。2打目のボールのライが悪く、パーオンショットをグリーン左に外し、3打目を寄せ切れず、パーパットを決め切れなかった。そんなプレーの流れによって最終18番パー5ホールでは、バーディーフィニッシュをし損ねたのだ。

「(ボギーにした)17番ホールはドライバーを手にせず、レイアップを優先してのボギーは痛かったですね。明日は17番ホールも含め、ドライバーショットが突き抜けないホールは、すべてドライバーで攻めて行きます。首位の白潟さんとは1打差。逃げるより追う立場の方がプレーやすい。僕には有利だと思います」。

 今季は白潟と覇を争う試合が少なくない。マルハンカップ太平洋シニアではマークセンが白潟を1打抑えて優勝し、日本プロシニアゴルフ選手権では白潟に3打差を着けられてマークセンが2位タイに終わっている。3度目の直接対決。果たして、どちらが頂点に立つのか。「逆転優勝してシニア賞金王タイトルに大きく近づきたい」。マークセンは真顔でそう言ってから、マークセンは右手で腹部を抑え、「お腹が思い切り空いてしまっているので取材はこの辺で許してください」とロッカールームに姿を消した。

 お腹だけではない、タイトル奪取に向け優勝にも飢えているのだ。