倉本昌弘(64)は、前半パッティングが乱れて1打差2位に終わった。3アンダーの首位でスタートしたが、1番で右手前からのロングパットを3メートルほどショートして3パットしてから入らなくなった。2番でも1.5メートルほどのパーパットを外す。4番では上から1メートル強のバーディーパットを行ったり来たりの4パットでダブルボギーとし、1オーバーまで後退した。
突然の乱れに「いろいろありますよ」と話し「ナイスカムバックでしたよ」と自分をほめたように、そこから持ち直す。6番で1つ取り返し、7番では1メートルにつけて連続バーディー。9番パー5では第2打で花道手前まで運んで、絶妙のアプローチで30センチにつけてバーディー。第1ラウンドでOBをたたいた10番では、第2打を8番アイアンで40センチにつけ、落とした分を取り返した。最終18番パー5では第3打を1メートル強につけ「きょうずっと外していた距離が、最後よく入った」と単独2位を確保した。
カムバックできたのは?「上のスコアが伸びていなかったから、外してもしょうがないと思いながら、何とか入れていった。コースは短いのでバーディーは取れる。ショットは悪い感じじゃないから」と、ショット力でバーディーを生み出していった。