伊澤利光(51)にシニア初優勝のチャンスが来た。2アンダー70で首位に1打差2位の好発進をみせた。最終18番パー5(597ヤード)、強烈なフォローに乗せた第2打、残り300ヤード近くを3番ウッドで2オンに成功。8メートルのイーグルパットは外したが、バーディーで上がり、この日6バーディー、4ボギーのゴルフを締めくくった。
強風は気になったか?「うーん、スコアがいいとそうでもないです」と、2アンダーには納得している。16番パー5でのOB(ボギー)はもったいなかったが「2アンダーはいいと思います」と重ねて話した。名匠上田治氏設計で1957年開場の九州の名門コースの1つ。OBも多いが?「何ホールか(OB杭が)目に入りますが、そこは(どう打つか)決めて打ちます」という。
昨年シニアデビューした。パッティングに苦しんで未勝利、賞金ランクは23位に終わった。今季は環境にも慣れてきたが、トップ10に3試合と、周囲の期待を満たしてくれていない。「ショットはだいぶいい感じになってきています」と、上向きの兆しは見えてきている。
最終日、気を付けることは?「一番はティーショット。きっちりフェアウエーをキープしたい。風次第ですけど。グリーンはそんなに大きくないので、乗せればバーディーパットも長いパットにはならない」と話した。そろそろ(初優勝)?「そろそろ…ですね。頑張ります」。そろそろ、優勝カップを抱くシーンがみたいところだ。