シニアルーキーの塚田好宣(50)が2アンダー70で回り、首位に1打差2位の好位置につけた。「練習ラウンドでは風がなかったのでコースが広いと思ったんですけど、今日の風は…真横からが多くて、半分ぐらいに感じた」という。
3番でピン手前5メートルを入れてバーディーが先行。13番で3パットしたが、16番で1メートルにつけ、最終18番パー5では右から5メートルのバーディーパット。「ラインはフックだったんですけど、左から風が来ているので(転がりが弱くなった)最後にスライスするかもと思って打った。最後は右に上っていきました」と、強風の影響にびっくり。それでもバーディーでフィニッシュした。
先週の日本プロシニアでは最終日いったんは首位に並んだが、14番で痛恨のダブルボギーをたたいて、初出場でシニア初優勝はかなわなかった。ただ、その敗戦で返って闘志を沸かせている。「日本プロシニアで自信と余裕ができた。残り、この試合から全力でやりたい。お金を稼ぎたいというのもそうですが、海外メジャーにも挑戦したい」という。そのためには賞金ランク3位以内に入れば、出場権もつかめてくるが、3位の倉本がこの大会首位に立っており、賞金額も2100万円余離れている。「ちょっと離れていますが、残り5試合で富士フイルム込みの3勝」と計算している。
最終日は「ドライバーがフェアウエーにいけば。飛ばそうとせずに、スイングのリズムをつかんでいけたら」という。レギュラー時代から世界のツアーに参戦してきた。日本プロシニアで、シニアでの目標も明確になって、モチベーションは高い。