崎山武志(56)が、前週日本プロシニア2日目棄権から復活の1アンダーで5位につけた。日本プロシニアでは第1ラウンドで「ピリッと来た」という持病の腰痛の悪化に「振るのが怖くなった。ここで棄権するか、残り5試合を棄権するか」で悩んだ末に、公式戦棄権を選択。この試合まで「練習をしないで治療をしていた。これだけ休むと今は腰の痛みはありません」というように、強風の中でも持ちこたえた。
連続ボギーのスタートだったが「そんなに悪いイメージはなかった」と振り返る。2オーバーでインに折り返した13番で1メートル、14番では「2パットで行ければ」という25メートルが入った。15番で1メートルにつける3連続バーディー。17番では20センチにつけた。18番で「2打目、3打目と連続ディボット跡に入っていて」とボギーにしたが「いいことと悪いことが行って返ってでちょうどいい」と前向きだ。
「パターがいい感じ」という。日本プロシニアからパターを替えた。今までは中央に線が入っているのが好きではなかったが「グアムで合宿したときに、ショップで2回見て、2回ともいいと思った。俺に勝ってくれと言っているようで」と買ってきたもの。その線のおかげで「目線と体の向きが合っていなかったのに気づいた」という。助っ人も得て、3年ぶりの優勝の圏内に入った。