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シニアツアー

〔セブンヒルズKBCシニア・FR〕最後に試合を盛り上げた清家は8つ伸ばして2位

2019年09月28日

 清家和夫(55)がボギーなしの8バーディーを奪い、64で回って通算13アンダーとし、11位スタートから1打差2位に上げてフィニッシュした。

 ホールアウトした瞬間に、首位に並んでいた寺西が14アンダーに抜け出してしまった。「最後18番を取らないと、と思ったんですけど、その通りでした」という。グリーン左奥のカラーから10メートルのバーディートライはわずかにショートした。それでも「一緒に回った倉本さんには『悔しがるなよ』と言われました。いいパットだったということだと思います」と悔いはない。

この日は6番パー3で3メートルを入れた後、3連続バーディーで乗った。「みんなに『ナイス、ナイス』って言われるたびにパターがよくなってきた。きょう1日、(同組の)みんなに励まされてやった感じがしました」と、会心のゴルフに結び付いた。16番のスコアボードで上位にいることを知り、80センチにつけてバーディー。17番では「(優勝争いに)びびって2番アイアンでティーショットを刻んだ」といいながらも、3打目で50センチにつけて連続バーディー。一時は首位に並ぶ見せ場を作った。

 今回は推薦での出場。その分、責任感を感じていた。マルハン太平洋シニアでも「何とかいいスコアと思ってもうまくいかなかった」という。それがこの大会では最終日の爆発。持ち味の飛距離を存分に発揮した。「今までこんなことなかったので・・・せっかく出させていただいたので、(マルハンと)同じことを繰り返さないようにと思っていました」。

 試合を盛り上げ、推薦への責任は果たせてホッとした表情を見せた。