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シニアツアー

【日本シニアOP/FR】4日間唯一アンダーパーだった2位ウィラチャン、レーンは3位

2019年09月22日

 選手だれもが口をそろえて「難しい」といった大会で、唯一4日間アンダーパーでプレーをしていたのが、タイ出身のタワン・ウィラチャンだった。最終日最終組で谷口との一騎打ち。最終ホールの18番ではバーディーを獲り1打差まで詰め寄ったが、今年のシニアオープンは2位で終えたのだった。

 「今日はティーショットは良かったのですが、わずかにラフに入ってしまうなど、ついていない場面がありました。ただ、全体的にはよいプレーができましたし、精いっぱいやれたので結果には満足しています」。ウィラチャンはそう振り返って話し、ようやく笑みを浮かべたのだった。

 来週は、PGAシニアツアー「福岡セヴンヒルズカップ KBCシニアオープン」が佐賀県の福岡セヴンヒルズゴルフ倶楽部で行われるが、ウィラチャンはディフェンディングチャンピオンとして、大会に参戦する。「いい状態で挑めます。楽しみです」。言葉控えめながらも、ウィラチャンは強い闘志を燃やしているようだった。

 もうひとり外国人選手が好成績を残した。イギリス出身のバリー・レーンが単独3位でフィニッシュした。現在ステイシュアーツアー(ヨーロピアンシニアツアー)で賞金ランキング9位の実力者で、6月に行われたシニアイタリアンオープンではプレーオフの末、優勝を飾っている。

 「予選ラウンドでは良いプレーを見せられなかったけど、決勝では2パットを心がけていたので、難しいグリーンでもなんとか成績を出せることができました」と、コースマネジメントを成功させて満足した様子。「目標だったベストフィニッシュ5位以内をクリアできて、満足しています。大好きな日本で、またプレーができることを幸せに思います」。

 レーンは秋のPGAシニアツアー「福岡シニアオープン」とディフェンディングチャンピオンとして挑む「富士フイルムシニア」に日本にカムバックする。