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シニアツアー

【日本シニアOP/2R】倉本は2アンダー5位タイ「谷口の背中を見ながら頑張ってみる」

2019年09月20日

 先週のコマツオープン終了時点で、シニアツアー賞金ランキング2位につけているのが倉本昌弘。6月のスターツシニアでは、最終日64をマークして谷口徹とのプレーオフ決戦へ。1ホール目、倉本は谷口の目の前でしっかりとバーディーパットを沈め優勝を飾った。ストップ・ザ・マークセン。そして谷口のシニア初優勝を阻止した劇的な試合が展開されたのだった。

 この日倉本の第2ラウンドは、11番、13番でバーディー重ねるも、ショットをフェアウェイに運ぶのが精いっぱいで、なかなかスコアメイクにつながらなかった。今日フェアウェイに行ったは9回。長いホールでは刻まないとチャンスがつくれないし、手前から慎重に刻もうとしても、フェアウェイが狭いので、高い精度のショットが求められるのだ。

 「僕の実力では、非常に打ちにくいですし、コースが向いてないですね。その上、ピン位置が非常に難しかった。狙えなかったです。だけど、逃げてもボギーになりますからね。そんな中でもアンダーで回れたので、我慢しているほうです。でも、すごくゴルフはいいですから」。当然、勝ち方を知っているベテランシニア倉本だからこそ、今はまだ我慢の時。首位谷口との差は6打差あるが「あと2日頑張るしかないです。谷口の背中を見ながら頑張ります。谷口が怖いのは、僕ぐらいでしょうね」。

 今年のスターツシニアで、谷口に「待った」をかけた倉本。永久シード選手であり、レギュラーツアー30勝、シニアツアー7勝と百戦錬磨。「シニア初優勝は、そうそう簡単には飾らせないぞ」という思いが込められていた。