シニアデビュー戦の丸山茂樹(50)はこの日後半崩れて77をたたき、通算7オーバーの66位でシニア初戦を終えた。インスタートで序盤2つのボギーが先行したが、14番以降3つ取り返して1アンダーでアウトに折り返した。しかし、1、2番連続ボギー後、3番でOBをたたいてダブルボギーとしてからいいところなし。最終9番で5メートルのバーディーを沈めてギャラリーを喜ばせたが、苦渋のラウンドになった。
「語ることはないですね。今日は病気(ティーインググラウンド・イップス)が発生してひどかったです。3番の暫定球を打ったぐらいから打てるようになったんですけど、集中力がなくなって。これだけOBがあると、コースの外周を回っている気持ちになって苦しかったです」と、振り返った。
それでも、第1ラウンドではドライバーを使えずにプレーしたが、第2ラウンドからは「ボールがなくなっても」と気持ちを切り替えて、ドライバーを打つことに挑んで、1アンダー71で回った。この日もワンオンチャレンジホールの13番(284ヤード)でも右に行くミスになったが果敢にドライバーを振った。
スコアについては「想定内でした。ゴルフをこれだけやったのも久しぶりでしたし。ただ、正直プロゴルファーとして機能していない。進路はしっかり考えないと」という。「ギャラリーの声援をいっぱいいただいたので、そこはすごくありがたいですし、感謝したい」と、シニア初戦の想いを締めくくった。