2週連続優勝を狙うプラヤド・マークセン(53=タイ)が序盤の乱れを取り返し、首位に1打差2位につけた。スタート1番で右にOB。なんとかボギーで上がったが、3番でもボギーにして自分から後退した。スタート時間10時20分の最終組だったが「ホテルで7時45分にウィラチャンと一緒に出たのでコースに早く着いてしまった。そのせいか、調整が難しかった」と振り返る。初日はドライバーがラッキーだった」が「1番は運が悪かった。3番でも簡単なミスをした」と、この日は流れが悪かった。
それでも、好調さは相変わらず。5番パー5で2.5メートルのバーディー後、狭い6番(358ヤード)ではドライバーでグリーンのすぐ手前まで運び、30センチにつけるOKバーディーで2つのボギーを取り返した。7番で2.5メートルを入れて3連続バーディーで再び首位戦線に復帰。インでも10、14番で伸ばし、15番で左のラフに打ち込んでボギーにしたが、16番で1メートルにつけて通算10アンダーとした。
この日の目標だった67には届かず、混戦を自身で演出してしまったが、4番以降のゴルフは強さを見せつけた。最終日は?「4か5アンダーを出せれば、大丈夫でしょう」と、マークセンはにっこり微笑んだ。