奥田靖己(59)が「富永効果」で、4アンダー68をマークし、3位につけた。「一緒に回った富永(浩)のパッティングの雰囲気を盗んだ」と笑う。インスタートの16番で8メートル、アウトに入ってからは2番で6メートル、5番でも8メートルと「おかげで長いのが入った」とまた笑った。
今季は最終予選会13位で、これまで9試合のうち7試合に出場し、賞金ランク27位につけ、賞金シード復活を狙う。先週の太平洋クラブシニアは出場できなかったが「体調を崩して、熱が39.6度まで上がった。熱中症ではなかったけど、点滴を2日間受けてここに来た」という。まだ発熱の影響が残っていて「ふらふらして、遠近感がおかしい。6番で80センチの上り真っすぐラインを外した」という。長いパットが入ったのも遠近感がおかしいから?「そうかな。ボーッとしているからかな」と首をひねってみせた。
このコースは「大好き」といい「今年は特にメンテナンスがいい。暑さや豪雨があったのに、抜群のグリーン。プレーヤーとして感謝したいですわ」と話した。自身が優勝争いをするには?「風が今日の倍、吹いてくれたら」といい「風が吹くと、ショットが限定されるので、その分滑らかになる」と、風を得意としている奥田らしい表現だった。