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シニアツアー

〔コマツオープン2019・1R〕4アンダーで北海道出身の中山が3位と好スタート

2019年09月12日

 中山正芳(51)が4アンダー68で回って3位につけた。10番第2打で残り114ヤードをピッチングウエッジで1メートル以内につけ、気分良くインからスタートした。1アンダーで折り返したアウトでは、1番パー5では2オンを狙ってグリーン左のバンカーに入れたが、2メートル弱につけてバーディー。「いいバーディーが取れた」という7番ではピン奥から4メートルが入った。最終9番では9番アイアンでOKの短い距離につけて上がった。

 「今年は初めてフル参戦できるので、初めてのコースばかりでルーキーみたいなものです」という。昨年シニア入りしたが、最終予選会で失敗して5試合しか出られなかった。今年は最終予選会で5位に入ってフル参戦。「レギュラー時代もなかったので、楽しいです。いつも試合に出られるし、諸先輩もいい人ばかりで」という。レギュラー時代は力を出せず、AmebaTVツアー(チャレンジツアー)の房総カントリーカップ(2010年)で1勝しただけ。その年は「チャレンジの賞金ランクで10万円かそこらの差でレギュラーツアーの出場権を逃したんです」と振り返った。

 北海道の札幌市でレッスンを中心に活動している。寺西明と知り合いで、この日も練習場で「少し体が前傾しすぎじゃないか」とアドレスを指摘され、気を付けて回ったところ、好スコアに結び付いた。寺西を通じて「北海道では雲の上の人」という高橋勝成とも一緒に行動させてもらっている。中山にとっては「メンタル面から、技術面から、すべてが勉強」で今のツアー生活を送っている。