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シニアツアー

【広島シニア・FR】奥田 靖己 左手首が治ったことがいちばん嬉しい

2019年08月30日

 スタートから3連続バーディ。さらに8番ホールでバーディを奪って、アウト32で折り返した奥田靖己。後半も、2バーディ、ノーボギーで回って、この日、65で猛追し3位タイとなった奥田靖己。久しぶりの快進撃だった。

「ずっと手首を痛めていて苦労したんですわ。それが、ここにきてようやく治ってきたことで、自分のゴルフができるようになってきたと思います」

 今年も、全英シニアオープンのマンデーに挑戦して、見事に本戦に出場を果たした。奥田は、全英シニアオープンに8回挑戦している。そのうち6回は、マンデーからの挑戦である。

「6回、マンデーに挑戦して1回だけ落ちたんですよ。それもプレーオフで負けて本戦には出れなかったんです。やっぱり、リンクスを経験する、そこで戦うっていいですね」と、まるで自分のゴルフを見つめ直し、再認識しているようだという。ゴルフの本質を味わうことが、ゴルフに老けない妙薬なのかも知れない。

「1番から、3連続バーディをとって、4番もワンピンぐらいの距離で、チャンスがあったんですよ。それをペロリと外しちゃって…」次のバーディが8番ホールだった。

「後半も、チャンスがいくつかあったんです。こういう日(パットが調子いい時)は、きちんと入れておかないといけないですね。とれるときにとっておかないと、勝てるゴルフはできないですからね」と反省も忘れない。

「それよりもなによりも、左手首の痛いのが、治ったことがいちばん嬉しいですよ。感謝ですね。去年からずっと痛くて、騙し騙しで戦っていたわけですからね」と嬉しそうに語った。これからの試合で、奥田スタイルのゴルフを存分に見せてくれるかも知れない。