「第20回スターツシニアゴルフトーナメント」の第2ラウンド。午後に悪天候が予想されるため、大会は朝7時からスタート。雨風の強まる中、プラヤド・マークセン(53)がスコアを1つ伸ばし通算8アンダーで連日首位を守った。1打差2位には谷口徹(51)。首位に3打差3位には、この日69ストロークをマークした鈴木亨(53)が続いている。
大会最終日には、「茨城県ジュニア強化チーム」メンバー6名を大会に招待し、シニアトーナメントの舞台で18ホールのラウンドを体験してもらう機会を用意。2019年の『いきいき茨城ゆめ国体』や2020年の東京オリンピックに向けた取り組みで、ジュニア世代の育成を目指している。
大会3連覇に向けてプラヤド・マークセンが、また一歩前進した。前日とは打って変わっての雨風下でのラウンドを強いられたが、4バーディー・3ボギー71で回り切り、通算8アンダーで単独首位の座を死守したのだ。
「(今日は)雨も風も強く、パー5ホールでの2オンは難しそうに思ったので、スコアを伸ばすよりも崩さないことを優先させてプレーしました」とマークセン。
安全運転。無理な攻めを控え、パーセーブに徹し、チャンスはモノにする。そんなゴルフを心掛けて前半ではスコアを一つ伸ばせた。後半に入ってさらにバーディーを2つ奪ったものの、上り3ホールで2連続ボギーを打っている。
「16番(パー4)ホールでは2打目で、ボールに砂が着いていたこともあってアプローチをミスしてしまいました。17番(パー3)ホールは風の読み間違いでグリーンキャッチができませんでした」。3ボギーは想定内だったのだろう。淡々とボギーを打った経緯を話した。
「明日の最終日は5、6アンダーぐらいで回りたい。パー5ホールは(雨が上がるはずなので)全部バーディーを取るようにプレーします。天気が晴れても今日みたいな強い風だけは吹かないで欲しいな」と苦笑い。明日のコースにはマークセン旋風が吹き荒れる!と言わんばかりの余裕が感じられた。