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シニアツアー

〈すまいーだカップ・1R〉6番パー5で悪い流れが変わった 川岸 良兼6アンダー66で首位に並ぶ

2019年05月30日

 川岸良兼(52)がイーグルで締めて6アンダー66で首位に並んだ。

 まず出た言葉は「今日はどうなることか、どこまでオーバーするんだろうかって思ったんですよ」。スタート1番で第2打をグリーンオーバーしてボギー発進。5番では右ラフに入れ「前の木が邪魔で」と早くも2オーバーにした。

 悪い流れが変わったのが6番パー5。第2打を「チョロした」が、第3打で2メートルにつけてバーディーで1つ返した。7番では4メートル、8番パー5では第2打で奥のカラーに運んでバーディー。9番では「いいのが入りましたよ」と自分をほめる3メートルを入れて4連続バーディーと、序盤がウソのような展開になった。

 15,17番で取った後、最終18番パー5(574ヤード)では「男のドローが出た」と取り組んでいるドローボールのティーショットを放ち、残り233ヤードで手にしたのは3番アイアン。「スライスでラインをだした」と、こちらは得意の持ち球で1メートルに2オン、イーグルで締めた。「アプローチをしたところはボギー。でも6番からはアプローチをしなかった」と笑うが、ショットが好転した。

 このコースの攻め方は?「ティーショットが難しくて、OBや池は2発は許す、と思ってスタートしている。本当は3番、5番ウッドを使って、ドライバーはパー5で3回ぐらいしか使わない方がいいと思うんだけど、ついつい、半分ぐらいはドライバーを使っちゃっている。今日は運がよかった」と話した。

 シニアも3年目。優勝を期待されるが、一番期待しているのは本人。「ティーショットに集中します。アイアンを持ったとしても逃げずに振りたい」。

この「逃げず」が川岸にとって大きなテーマになる。