ディフェンディングチャンピオンの山添昌良（51）が、２打差７位につけた。
このコースはやはり得意？「うーん、上出来でしたね。ラッキーがあったので。コースは好きなんですけど」と振り返った。
ラッキーはどこであったのだろう。「このコースではロングは確実に取りたいんです。落としたくない」というのが、スコアを伸ばす条件。そのロング、６番パー５で６メートル、15番パー５で10メートルと、３打目で寄せ切れなかったパットを入れてバーディーを奪った。「だから、ラッキーなんです」。16番でボギー、最終18番パー５を取り逃がしたが、５バーディー、１ボギーの４アンダー68をマークした。
昨年は開幕戦金秀シニアを制し、この大会に勝って一気にブレークした。今年は3戦終えて賞金ランク39位と静かな序盤になっている。「そんなに簡単に行かないのがゴルフなんです。去年は出来過ぎでした」という。
２打差以内に14人という大混戦の上位集団にいる。「今日の感じをイメージしながら残り２日やりたい。取れるところで取るということです。早く楽になりたい」。最後は本音。「勝ったコースにはいいイメージが残っている」というだけに、せっかくの好きなコースでの好発進を、昨年の再現につなげたい。