伊澤利光（51）が昨年シニアデビューした大会で首位に1打差３位と好スタートを切った。
1番で6メートルのバーディーを入れるなど５バーディー、ボギーなしの６７をマーク。ピンチらしいピンチは「なかったですね」といい、チャンスを外したのは「11番で１．５メートルを外したぐらい」と、安定した展開になった。
ただ、不安な点が１つあるという。「ドライバーだけがしっくり来ていないんですよね」という。「雰囲気的には、シャフトが軟らかいのかなと。許容範囲なんですけど、右に行く。思ったよりフェードしすぎちゃっているというのがいくつかあった」と振り返る。
今季シニア２戦目のノジマチャンピオン杯の後に、ドライバーのシャフトを替えている。「柔らかくしたわけではないんです。ただ、スイングの問題というよりは、そのシャフトが…そこだけ気になりますね」と、伊澤にしか分からない感覚の部分で、違和感があるようだ。
それでも、この大会はそのドライバーで乗り切らないといけない。「スイングでは直さないので、これで何とかしていく感じですね」という。シニアデビューから丸1年。「早く勝ちたいですね」と、優勝への意欲は増しているだけに、小さな違和感をどうさばいていくか。
