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シニアツアー

<富邦仰徳シニア杯・2R>3位タイの冨永はファクソンの言葉が自信に

2019年04月27日

 3アンダー4位スタートの富永浩(58)が、5バーディー1ボギー1ダブルボギーという内容でスコアを2つ伸ばし、5アンダー3位グループに入ってきた。前半9ホールでは、5バーディーノーボギーと快進撃が続いていた。しかし、後半13番パー5では、ティーショットが少し右にプッシュアウトしてボールをロストし、ダブルボギー。次のホールもボギーで、そのあたりから風が強くなり、必死にパーセーブするだけのゲーム内容となってしまった。「だけど、ロストボール1つしたところでカッカしてもしょうがないしね。意外にも冷静でしたし、ドキドキもしなかったです」と分析した。

 林口のゴルフ場には、3年前のチーム戦でいいゲームが出来ているので、良いイメージを持って挑んでいる。「諦めているわけではないけど、長いのは入らないだろうし、その分短いのは、しっかり入れようと思っています。そういうイメージは必要だと思いますよ」。

 今回のような難しいグリーンのパッティングについて、冨永は米PGAツアープレーヤーのブレッド・ファクソンが話していたことを思い返したという。「彼は、パターがとてもうまくて有名だった。遅いグリーンでも、早いグリーンでも上手に対応する。彼は『遅いグリーンこそ良いストロークをすれば、芝目には負けない。ストロークが悪いひとほど、そういうものに影響を受けるから、僕は遅いグリーンでも良いストロークができる。それがアドバンテージになる』って言ってたんですよ」。こういう芝芽のきついグリーンでも、冨永はファクソンの言葉を信じて、練習に励んでいる。

 「最終日は、前半でいいゴルフができれば、後半につながるはず。面白いゲームになるよ。だけど、まだ18ホール残っているからね」冨永はいいイメージをキープして、最終日の優勝争いに挑む。