期待のシニアルーキー深堀圭一郎(50)が、2バーディーノーボギーの2アンダー70とし9位タイで初日を終えた。「初めての台湾の試合ですが、楽しめました」と、ホッと胸をなでおろした様子だった。同組に日本のレギュラーツアーでも長く活躍していた林根基(52)がいて、久々の再会で、昔話に花を咲かせていたという。「台湾の人は心優しく迎えてくれますね。台湾は食べ物も美味しいし、日本のものもたくさんあるので、想像以上に良い街でびっくりしました」と表情も明るい。
スタート前に深堀は目標を立てていたようだ。「パットを外しても、自分に怒らないと決めていました。3回までは絶対に怒らない。4回目からは考えようということだったのですが、3回で収まりました」と振り返る。「グリーンは硬いですし、芝の芽が色々と入り組んでいます。だけど、割り切って挑むしかないですし、割り切って打つしかない。今回は軽いパターを用意して挑んでいます」と話し、昔愛用していた打ちやすいパターで、林口の難グリーンに挑戦している。
「台湾の残り少ない滞在時間を利用して、食事も観光も、もう少し楽しんできます」。オンオフをしっかり切り替えて、新しいことに向き合っているルーキー深堀の表情が一層輝いた。