昨年シニアツアー賞金ランキング2位で、今年は海外シニアメジャーへの挑戦も予定している鈴木亨が、富邦仰徳シニアへ初参戦する。2017年まで開催していた日台チーム戦のメンバーとしては2度参加経験があるが、昨年は欠場しているので、シニアツアーになってから今回が始めての参加となる。
「台湾の皆さんは、とても優しい方ばかりですね。楽しんで過ごさせてもらっています。先週の箱根の試合と比べたら暑さは感じますが、風も吹いてますし、今のところは爽やかな気候です。そんないい雰囲気の中で、台湾の選手たちと、良い戦いができるといいですよね」と鈴木は目を細めた。
5月は全米プロシニア、6月には日本で開催される米チャンピオンズの試合と全米シニアオープン、そして7月には全英シニアオープンとビックトーナメントが続く。そういった国際試合の流れでいえば、この富邦仰徳シニアは鈴木にとって、ある意味試金石でもある。
「春先はいつもゆっくりスタートする感じなので、自分に期待しつつ、(まだ)いつもの自分がある感じです。昨日プレーしてみて、グリーンは手ごわいですが、それほどの違和感はありませんでした。ただ、暑いので、あまりナーバスにならずにやれたほうがいい結果が出るときがありますから、いい方向に流れてくれるといいですね」。今年は鈴木にとって、国際試合を数多く経験できる貴重な年。用意はできている。文化や習慣が違う国で、あとはいつもの自分を信じるだけとなった。