桑原克典(50)が、シニアデビュー2戦目で2位に食い込んだ。逆転優勝した秋葉真一、崎山武志と同組で、首位に5打差でスタート。3人でリズムよく伸ばしていき、12番パー5では第2打でグリーン左のエッジまで運び、パターで「7,8ヤードぐらい」を直接入れるイーグルで、一時は9アンダーで首位に。しかし、13番で3パットのボギーで8アンダーに後退してから、伸ばせなかった。最終18番では、入れたら秋葉と並ぶ上から8メートルのバーディーパットをしっかり打ち切ったが、右に外れた。
「優勝は惜しかったけど、最後、ちゃんと打ったでしょ、あのパター」と外したとはいえ、優勝にトライできたことには納得していた。この大会では「パターで稼いだ」と表現した。初めてのコースでは、練習ラウンドでいつも、ピンを切る場所を想定して「外してもいいところを探す」というが、「このコースはそういうところがなかった。これはアイアンの精度、グリーン上の勝負と思った」という。そのイメージ通りに進められたが、1打及ばなかった。
「2戦目でここまでやれるとは思っていなかった。久しぶりの感覚ですね。レギュラーの時は自分がいいゴルフをしても、ここなの?っていう順位だったけど、シニアではやれるかなと思った。めちゃくちゃ楽しいです」と、手ごたえをつかんだ試合になった。