「チーム戦優勝ってないの?」。
桑原克典(50)、金鍾徳(57)、崎山武志(56)の組が、3人合わせて14アンダー、桑原と金が5アンダーで2位、崎山が4アンダーで5位と3人そろって上位に名を連ねた。
最初に組を引っ張ったのが崎山。3,4番バーディー後5番パー5で右8メートルに2オンしイーグルを決めた。負けじと金が同じような距離のイーグルパットを沈めた。「後半になってショートパットが入らなくなってしまった」という崎山は12番で6アンダーにすると、桑原は7番から3連続バーディー、10番を挟んで11番から3連続バーディーで一気に6アンダーで並んだ。金は「全ホールパーオンした。チャンスばっかりよ。目が悪い」と外し続けてきたが、15、16番連続バーディーで、17番ボギーにした桑原に追いついて、珍しく同組3人がリィーディングボードの上位に。「誰かが取ったらオレもって感じになった。楽しかったよ」と金に、14、17番ボギーで2人に1打負けた崎山は「オレは晩飯抜きでパター練習!」と笑わせた。
この大会初出場の桑原は「崎山さんはさすがシニア7勝という感じ。金さんはレギュラーで知っていましたけど、盛り上げ役になってくれてムードよかったです。僕はけががなくてずっとツアーに出られてきた。そのご褒美にこんな楽しいツアーに出られてうれしいです」と笑顔を見せた。