シニア2戦目の岡茂洋雄(50)が5アンダー67で2位スタートを切った。1オーバーで迎えた12番パー5(486ヤード)で「セカンドでダフってしまって」と30ヤードを残したが、自身でも「得意」というショーゲームのうまさをみせて第3打を1メートルにつけてイーブンに。ここから16番まで5連続バーディーを奪った。最終18番では左上4メートルを沈めてフィニッシュした。
レギュラー時代はシード権を1度(2011年)取ったが、ツアー優勝経験はなかった。18年前に左手首の骨が壊死する病気を患い、手術はしていないが、周囲を鍛えてテーピングで固定してプレーしている。「鍛えていてもピリッとする時がある」と、手首と相談しながらのプレー。3年前に中四国プロ会の会長になり、シニアツアー入りも楽しみにしてきた。「雰囲気がいいし、すごく楽しいですね。シニアは」と、思った以上に居心地の良さを感じている。「ティーショットが下手なんで、このコースは広いから助かっています。僕はショートゲームとパッティングが生命線。無理せず、丁寧にやって、少しでも上位に」と、最終日への意欲をにじませた。