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シニアツアー

【ノジマチャンピオン杯・前日】前年覇者マイヤー「大切な大会」そして芹澤「大事な復帰戦」

2019年04月17日

 シニア第2戦。ノジマチャンピオン杯は大会の見所が満載だ。昨年大会では2日間とも66をマークし、2位に4打差をつけて通算12アンダーで優勝したグレゴリー・マイヤー(57)。ディフェンディングチャンピオンとして、期待に応えられる成績を出したいというプレッシャーは強い。「シーズン出足はまずまず。オフの間は、ゆっくり、じっくりとトレーニングできたからね。だけど先週の開幕戦2日目に、ちょっと違和感が出たから、心配。少し修正をしないとね」と話す。「コースの仕上がりは、ほんとうに素晴らしい。いいイメージを持って、気持ちがアップダウンしないような、丁寧なゲームができればいいです。大切な大会ですからね」と、静かに連覇を狙う。

 レギュラーツアー8勝をマークし、本大会よりシニアデビューを飾る深堀圭一郎の出場にも注目が集まる一方で、レギュラー5勝、シニア1勝を挙げている芹澤信雄(59)が、去年夏の人工股関節手術後、初の本格復帰を果たす。手術後は、長く辛いリハビリの時間が必要だったが、嬉しい出来事もあった。大箱根カントリークラブで運営し校長として務めていた自身のゴルフアカデミーが、昨年11月に場所を変え、地元御殿場で、新生「太平洋クラブ × チームセリザワ ゴルフアカデミー」として、新しいゴルフ環境を提供できることになった。新規で始まったアカデミー運営の傍ら、股関節をきちんと動かすことを優先とするリハビリを続けてきた。そして先週は渡米し、現場からマスターズの解説をするなど、精力的にメディア活動にも励んでいる。「マスターズも含めて、これからもゴルフの面白さや魅力も伝えていきたいですね。そして、こうやって試合に参加できることは、プロとして本当に嬉しいです。御殿場にあるゴルフアカデミーも近いですし、そういう意味では地元への話題になればいいですね。明日は大事な復帰戦。どうなるかわかりませんが、明日からは精一杯プレーしてきます」と、抱負を語った。

 本大会の模様はBS-TBSで放送する。18、19日いずれもゴールデンタイムの夜21時から約2時間も楽しめる。そして、プロゴルファー星野英正(41)が、シニアツアー「初」解説を務めるのも見所。今日は、緊張しながらコース入りし、先輩への挨拶を済ませていた様子。明日からの放送もお見逃し無く。