「今日は朝から雨でしたし、とにかくパープレーで回ることが目標でした。だから100点満点です」と話すのは、6バーディー2ボギー1ダブルボギーという内容で、2アンダー2位につけた青木尉、19歳。
3番パー5では4メートルを沈め1つ目のバーディー。5番パー4では、セカンドショットを右バンカーに入れ、そこからグリーンを越えるホームラン。奥からのアプローチもよらずにダブルボギー。続く6、7番では3メートル前後のパッティングを連続で決め、スコアを2つ戻した。8番パー3では、アプローチが寄せきれずにボギー。前半はイーブンパー36だった。後半に入り、13、14番で3メートル前後のバーディーパットを決め、スコアを伸ばしたが、16番パー3では、前半につづき、アプローチが寄せきれず2つ目のボギー。しかし、18番パー5に入っても集中力は切らさず、ショートゲームが冴え距離1メートルのバーディーに成功。初日は6つのバーディーを奪取することができたのだった。
「ほんとによくティーショットが右左にいってしまって大変でしたが、4メートルくらいの距離のパッティングが、思うように打てているので、スコアメイクができたように思います」と、青木は振り返る。得意クラブというよりも、好きなクラブがパターだという。「最終プロテストの時には、1度も3パットはありませんでしたし、勝負所ではきちんとパターが働いてくれているような気がしています。絶好のチャンスですし、明日の最終日は優勝目指します」。作田が現在所属する夜須高原カントリークラブには、昨年プロテストに合格した小林忍が在籍していた。「小林さんは、私の尊敬する先輩です。ゴルフも教えていただき、いろいろ気にかけてもらっています。先輩に、試合のいい報告をしたいです」と、青木は微笑んだ。