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〔TCPグランドシニア/ FR〕追い上げならず!3打差2位で終えたエージシューターたち

2019年11月27日

 第1ラウンドでアンダーパーは2名のみ。戦略的なコースマネジメントが求められる烏山城カントリークラブで厳しい戦いが予想された。そして、最終ラウンドでは8名がアンダーパーをマークし、最後まで上位入賞を目指す熱戦が繰り広げられた。

 3打差2位タイに西川貴祥(70)、谷中宏至(71)、竹下忠直(68)、大野雅幸(69)ら4名が並んだ。その中で、先週末に開催されたISPSハンダ・ゴールドに連戦で出場し、今回最終日に見事なエージシュートを達成した選手がいる。

 大会連覇を狙って挑んだ、PGAティーチングプロ元専門指導員でもある西川は、最終日3オーバー17位タイからのスタート。出だしのホールをボギー、4番でもボギーを重ね前半は38。後半は4バーディーノーボギーで追い上げを見せた。

 「後半になってようやくカップに届くパッティングができました。こうやって、2試合連続で優勝を目指すゲームができて楽しかった。元気がないとゴルフはできない。だから健康でいることがひとつの目標。そして来年も元気よく試合に参加したい」と笑顔をみせる。

 先週末のISPSハンダ・ゴールドでは通算2オーバー7位タイ。しかし最終日に71ストロークをマーク、エージシュートでフィニッシュした高松グランドカントリークラブ所属の谷中宏至。谷中の最終ラウンドは、7番ホールから4連続バーディーを奪取。優勝争いに加わっていたが、13、14番ホールと連続ボギー。迎えた最終18番ホールでは、低めに打ち出したセカンドショットがグリーン手前で落ち、ボールはスロープを転がり、池の淵ギリギリで止まった。スタンスが取れない状況でもボールをグリーンに乗せ、なんとか2パットでしのぎボギーでホールアウト。それでもエージシュートを決められて、ほっとした様子だ。

 「反省ばかり・・・。最終18番ホールはボギーでしたが、エージシュートでしたから嬉しいです。そんな中でも、2戦連続で埼玉から応援団が駆け付けてくれて、力をもらいました。来年もいいプレーをしたいと思いますし、そのためにも笑顔で健康でありたい」と穏やかな表情になった。