NEWS
競技情報

〔TCPグランドシニア/ 1R〕地元栃木の宝力が3アンダーで単独トップ

2019年11月26日

 7バーディー2ボギー1ダブルボギーで回り69ストロークで単独首位に立った宝力寿教。地元が栃木という宝力は、昔からよく知る烏山城での試合に気持ちも昂る。

 第1ラウンドは、2番パー4ホールでセカンドショットをグリーンオーバー。距離計を覗いて当たったターゲットが、なんと奥の松だったという。宝力は「まさかね、あんなオーバーするとは思わなかったよ。それからは気を付けて距離を測るようになりました」と苦笑い。次の3番パー5ホールでは2オンに近いところまでボールを運び、アプローチをきちんと寄せてバーディー奪取。その後、パッティングがショートしてなかなかスコアを伸ばせず前半は1オーバー。後半は11番パー3ホールで上り3メートルのバーディーパットを沈めると、それからパッティングがうまいように決まりだした。上りのタッチがうまくかみ合い、スコアを4つ伸ばすことに成功。終わってみれば、2位に2打差をつけて、3アンダー初日首位スタートを切ることができた。

 「11番ホールのバーディーパットを自信持って決められて。そこから流れが良くなりました。だから後半は久々の10パット」と話すが、実は12番ホールから持病の腰痛に不安がでていたという。「ギックリ腰の直前でこわごわやっていたんですよ。でもパッティングも力が抜けていたようで、同組の古市さんにもいいスタイルだねって褒められた」とすっきりした表情をみせる。レッスン活動にも精力的に取り組む宝力は、プロ入り34年目。ティーチングプロ日本一のタイトル獲得に、ようやく一歩近づいた。