60歳以上のティーチングプロ資格を持つ会員で競われる「第8回PGAティーチングプログランドシニア選手権大会」の第1ラウンドが26日、栃木県にある烏山城カントリークラブで行われた。宝力寿教(62・TP-A)が3アンダー単独首位。2打差2位には、村田俊宏(62・A)、イーブンパー3位タイに小山内裕仁(60・A)、菱沼孝至(62・TP-A)が続いている。古市忠夫(79・TP-B)がエージシュート達成。
首位に2打差2位につけたのが、村田俊宏。2009年に烏山城で行われたティーチングプロシニア選手権大会と2014年の同大会チャンピオンに輝いている。60歳を過ぎてグランドシニア入りし、3度目のタイトル奪取を狙っている。
三の丸(イン)からスタートした村田は、13番、16番でバーディー。ショットの調子がいいので17番パー5ホールで2オンを狙ったが池に入れてしまいボギー。ただ、全体のスコアが伸び悩んでいたので、ショットの調子がいいこともあり、後半もいい流れでいけるかもしれないと胸がドキドキしてきた。そういう精神的な揺れのせいか、ショットが安定しなくなってきた。バンカーにつかまりはじめながらも、パッティングでなんとかしのいで後半はパープレーで回り71ストロークで2位につけた。
「今日はテーマを設定して、最後までフィニッシュを取ることを意識してやっていたんです。そうしたら、フィニッシュまでボールを見ることができなくて、重心バランスもとれなくなっていたみたいです。最後ショットもバラバラになってスコアを伸ばせなかった」と一日を振り返った。そして村田は誓った。「明日はもちろん違うテーマにして頑張ってみますよ。パッティングも良かったので、いい流れをつかんで、3度目の戴冠を狙います」。