大会を特別協賛するユニテックスに所属する「ホストプロ」奥田靖己(60)が、通算5アンダーで2位に食い込んだ。「(ユニテックスの)中務会長からよくやってくれたといわれ、役目を果たせたと思います。十分ですわ」と、納得の2位だった。
「何より、室田さんがすごい。決めなあかんパットを全部決めてくる。7番のパーパットもそう、インもいくつかあった。尊敬できるハートを持っています」と、完全に脱帽した。
いったんは、そんな室田の背中が見えた瞬間があった。11番で4メートル、13番パー5ではOKにつけて追い上げ、迎えた15番では1.5メートルにつけた。室田が第2打をグリーンオーバーするOB。バーディーパットを沈め、ダブルボギーにした室田とは、5打差から一気に2打差に縮まった。しかし「16番で僕がチャンスを逃して室田さんが入れてきた。勝負ありですわ。底力、持っているもんが違う」と振り返った。
大会ホストとしてどんな大会だったか?「雨ももってくれたし、よかった。選手みんなに喜んでもらえたかなと思います」。責任を果たして、ほっとした様子だった。