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グランドゴールド

〔日本グランドユニテックス杯/ 1R〕鉄人室田が66をマーク首位発進、2度目の戴冠を狙う

2020年10月21日

 「

日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権~ユニテックスカップ2020~

」の第1ラウンド。グランドの部(60歳以上)は5バーディーノーボギー66をマークした室田淳(65)が単独首位。1打差2位に奥田靖己(60)、水巻善典(62)、髙見和宏(60)が続く。

 シニアツアー20勝、室田淳(65)がボギーなしの5バーディー、66をマークして貫録の首位発進した。

 日に日によくなっているというのは本人。「練習ラウンドで加瀬、高見と回ったら、30ヤードぐらい距離を置かれたんで、もう(出るのを)やめようかと思ったよ(笑い)。久しぶりの練習ラウンドだったからね」という。でも、本番になるとさすがに違う。この日は加瀬秀樹と同組だったが、飛距離は負けていなかった。「昨日より飛距離が延びたね。明日はもっと延びるんじゃないの」と笑った。

 コロナ禍での自粛中は「もう65歳になったので、ステイホーム。外に出ないでずっと家にいました」という。「加瀬の奥さんからNetflixを教えてもらって、韓国ドラマばっかり見ていましたよ。1日10時間、寝ているとき以外は見ていた」と笑う。韓流にはまった?「いや、そうでもないね。何となく、やることがなかったから」。

 ただ、この期間、体を休めたことで持病の腰痛にも効いた。「体に悪いゴルフをしなかったから、腰にはよかったね。うちの中でクラブを振ってはいたけど、スイングは錆びついている。ただ前に行っているだけ」と笑ったが、日増しに錆を落としている。

 グランドの部は2018年に勝っている。2度目のタイトルに、最も近い位置にいるのは確か。下につけている後輩たちも「室田さんだし」と話している。「ボギーを打たないようにしますよ。飛距離延ばしながら」。追いかける方は、けっこう大変な最終日になりそうだ。

(オフィシャルライター・赤坂厚)