「日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア~ユニテックスカップ2020~」が10月21、22日に兵庫・宝塚クラシックゴルフ倶楽部で行われる。大会は観客を入れて開催され、入場は無料。JR・阪急宝塚駅からギャラリー専用バスが7時20分から10分間隔で運行されている。
今年からユニテックスが特別協賛として冠についた。そのユニテックス所属で、グランドシニアのデビューとなったのが奥田靖己(60)と高松厚(60)。グランド入りの心境や、コースの印象を聞いた。
大会前日の20日は、大会ホストプロとなる奥田、高松が練習ラウンドでユニテックスの中務稔也会長と回った。コースは同社のグループ会社でもあり、所属して10年となる奥田は「コロナ禍という中で、大会ができるだけで感謝です。周りのプロからも『(中務)会長がやってくれてありがとう』と声をかけてくれますし、メチャうれしいですよ」と話した。所属8年目の高松は、グランド入りについて「うれしいというか、あーあ(もうそんな歳・・・)という感じかなあ」と笑った。
コースは名匠佐藤儀一氏の設計。「面白いコースでもあり、難しいコース。何度も大会があったりしたので、隅から隅まで知っている、とまではいかないですけど」と奥田。高松は「コースの状態が完ぺき。特にグリーンは、今までで一番速い。ポイントはグリーン」といい、奥田もうなずいた。
2人は昨年と今年にグランドデビューした1959年生まれの同学年プロを中心に結成されたバンド「ゴクロウサンズ」の中心メンバー。コロナ禍で集まっての練習ができず、大会の中止が相次いだこともあって出番もない年を過ごしてきた。
バンドのリーダーの高松に「ギターぐらい持てって言ってるんですけど」といわれた奥田は「すいません、触ってないですわ」と頭をかく。来年はこの大会で出番があるといいのだが。
さて、ホストプロとして、2日間の目標は?
奥田 上位争いです。
高松 2人で最終日最終組っていうのが最高。
奥田 最高やな。でも、我々はおもてなしの精神やな。みんなにいいプレーをしてもらわんと。
高松 みんなには満足して帰ってもらいたいね。
奥田 そうそう、おもしろかった、いいコースでできたって。痛い思いもするかもしれんけど(笑い)。
グランド(60歳以上)、ゴールド(68歳以上)のプロによる大会。持てる技を披露できるコースで、どんな妙技が飛び出すだろう。