芹澤信雄(60)が、関東プログランドシニア(60歳以上)覇者として大会に臨む。前日の20日に練習ラウンドを行い「何か(優勝)が起きればいいですねえ。起こす力はないんで、流れとか運とかですけどね」と笑った。
昨年この大会で日本プログランドシニアのデビュー。初日にいきなり5アンダーで首位に立った。優勝は逃したが「去年は左股関節の手術をした1年目だったので、優勝とかではなくプレーできること自体を喜んでいましたから。今年の方がいいかなと思いますよ。同じコースで、経験もしましたし」という。
加えて、今年9月2日の関東プログランドシニアでは9アンダー63という驚異的スコアで優勝を飾ったのも大きな自信になっている。「いいゴルフができちゃったから。60台で回りそうになると、ドキドキすることがあるけど、9アンダー出ちゃったら、ドキドキしなくなる。また出ちゃうんじゃないの、という気になるんですよ」と、笑った。
左股関節置換手術のその後は、ラウンド後のアイシングやもみほぐしのケアは必要だが「しっかりくっついているんで、左に体重を乗せられるようになった。240~250ヤード飛んでいたのが、220ヤードに落ちて、今230~240ヤードに戻っている」と、ドライバーの飛距離も出るようになった。
グランド入りという年齢はどう感じますか?「ここに来ると、一番の若手ですから。シニアデビューした時の雰囲気を味わっています」という。関東覇者としての抱負を。「やはりタイトルは『日本』がいいですね。シニアツアーのスタートの紹介でも、日本がつくと違う。でも、若いうちに取らないとね。早めじゃないと」と、実は本気で狙っている。