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グランドゴールド

〔日本ゴールドユニテックス杯/ FR〕初見が4打差をつけて優勝!グランド・ゴールド2冠を達成

2020年10月22日

 「日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権~ユニテックスカップ2020~」の最終ラウンド。ゴールドの部(68歳以上)は、初見は高橋勝成との一騎打ちを中盤抜け出し、通算4アンダーでゴールドの部初優勝を飾った。初見は2013年にグランドの部を制しており、9人目のゴールドとの2冠を達成した。

 「9人目ですか。僕は11月9日生まれだし、9が好きで、車のナンバーも9なんですよ。光栄なことです」と笑った。

 高橋と1アンダーで首位に並んでスタート。先に高橋がバーディーを取った。自身も2番で追いついたが、3番でバンカーに入れ、4番で「5,6メートルから3パットした」と、連続ボギーで高橋に2打差をつけられた。だが「高橋さんが今日はショットの距離が合わなかったみたいで」と、相手が足踏みしている間に、5,7番を取って追いつき、9番で2メートルのバーディーを決め、高橋がボギーにして逆に2打リードした。11番で4メートルのバーディーパットが「弱いと思ったら、ピューって神風が吹いて」をカップに届き、13番パー5(530ヤード)では「第2打の残り165ヤード。散水栓にでもあたって前に跳ねたようで、みんなより100ヤードぐらい前にいた」と思わず笑いが出るほど飛んでいて、2オンは逃したが楽にバーディー。高橋が3つのボギーで後退し、独走態勢を固めた。

 残るはそのまま行けばエージシュートの達成。ところが、差が開いたのが災いした? 17番で「ただの3パットをしてしまった」と1打足りず、エージシュートでのグランド・ゴールド2冠の快挙は逃した。

 8月に所属先の立科GCで、いま女子ゴルフで売り出し中の笹生優香と3日間、ゴルフをともにした。「この大会のプロアマのチャリティーに何か出してもらおうとお願いしたら、帽子とボールを送ってくれた。恩義に感じてくれたのかな(笑い)。彼女、えらいですよ。明日のプロアマも盛り上がるかな」。

 11月に68歳になる。ゴールドはデビュー戦優勝。今後はどういうゴルフを?「頭は弱いけど、体は強い」と笑い「少しでも長くゴルフをやりたいなと思っています」と、今度は真顔になった。