高橋勝成（７０）が１アンダー７０で首位に並んだ。エージシュート達成なのだが、気づいたのはスコアカード提出所。「インがパー３５だったんだよね。１アンダーだからエージシュートに１つ足りないって思っていた。何も考えてないですね」と、周りから祝福されて照れ笑いした。
「ショットがそんなに悪くない」というのが、首位発進の要因。１番パー５で第３打を４０センチにつけるバーディーでスタート。４，５番でボギーとしたが、９番で上１メートルにつけて「スコアを平らにして後半に行けたのがよかった」と振り返る。１３番では第２打でバンカーに入れたが、入りかける１０センチに寄せて、エージシュートの圏内に。そこからパーを積み重ねた。首位に並んだ初見充宣と同組で「笑いっぱなし」と談笑しながら回ったのもよかった。
シニアツアーで一緒に練習している後輩の寺西明、中山正芳がともにシニアの日本タイトルを獲得。２人は「高橋さんにも日本タイトルを取ってほしい」と願っており、本人も「仲間が頑張っているんでね。明日は、行くでしょ」と、笑った。優勝へのポイントは？「パッティングですね。２～３メートルをどれだけ頑張れるか。グリーンが素晴らしくて、タッチと切れ方が合わないと入らない」と話していた。